後書き――うまくいかない理由りゆう――


「今日は、水門清哉です。今夜はまともな時間(なんと、今日のうちです!……笑)にこれを書いてます。テスト後二日で締め切りは厳しいですね。あと五日で『文鳥』……冗談だろうと思いますが、しっかり事実であります。
 はぁ……世の中うまくいかない、というのは簡単ですが、きっとこれは自分の計画性のなさに起因するものなのだろうと思います。」

 これ、連載当時のこの回の後書き冒頭です。そして、個人誌の後書きには、この後に更に上手く行かない状況がつらつらと述べられていました……。何で私って、いつもこうなんでしょう(苦笑)。
 それで今は何が上手く行かないか?
 提出日一月七日の前日、プリントアウト用紙がない事に気づき、翌日買って戻ってみたらどう考えても気づかないはずがないような場所に用紙が大量に置いてあり(……)、しかもその辺で時間配分に失敗した為に今日(十一日)にもまだ作業をしていたりして。
 ……真剣に、どうにかする事を考えた方がいいと思います(笑)。

 今回からは新出キャラクターについて説明しつつ進めます。
 通して読んだ人なら誰でも知ってる、蒼白い光を放つ少年・○○(一応まだ本文中で名前出ていないので伏字にします)。第一話でもちらっと登場しましたね。本当は第一話でもっとしっかり出てくる予定だった風ですけど(笑)。詳しい説明をすると展開ネタばれになりかねないので、彼についてはこの辺で紹介を打ち切ります。
 それから結城家の使用人にして、友典の日常を知る人物、川本さん。川本さん川本さんと呼んでいたら、地の文で「川本」って呼び捨てにするのに抵抗が……(笑)。困った挙句そのままになっています。憎めない小母さんなんですが、いきなり「坊ちゃま」とか呼びかけてくれてしまって、書いてる自分が仰天しました。まあ友典たち兄弟がそう呼ばれなければ誰が呼ばれるんだ、というくらい状況には合っているのですが……でもなんか間違ってる気が……。
 それから、今回は名前しか出てきていない(第一回で微妙に登場した)友典たち兄弟の長兄、結城秀一。設定帳(実はこの設定は主要人物全員分あるのですが、いつのまにか色々と嘘だらけになりました)には、二十八歳とあります。銀縁眼鏡、長身、細身。暗褐色の髪と黒い瞳。結城コーポレーション電気電子部門の責任者です。この肩書きは十八歳くらいからもっています(一抹の羨ましさを感じます)。因みに友典は、今現在現役で防犯部門の責任者らしいのですが、彼はそんな仕事貰って一体何やってるんでしょうか?作者の私ですらも不思議で仕方がありません……。
 さて、秀一さんに話を戻します。四男・友典とその友人である英晴にやたらと恐れられる悪戯好き。この性格は血統です。歴代総裁は皆悪戯好きで、この代にきて数多い兄弟の大部分(友典以外)にその性格は受け継がれてしまっています(ただし、最も顕著なのは長兄の秀一ですけど)。友典は何故か生真面目な性格に育ったため、周囲からの悪戯の嵐の中で生きてきたのです。悪戯の具体例は……まあ、いずれ明らかになりますので。
 それから。
 稲本由乃の霊能力……安っぽいものになってしまうのが最大の脅威でしたが、今現在(最後まで書ききってみて)彼女の性格と背景によってかなり特殊なものになっている気がします。初期設定からずっと決まっていましたが、ちょっと今回唐突だったかもしれません。少しは修正したつもりですが、反省します。次こそは!(←何だか違う)
 では、取り敢えず今回はこのあたりで退却します。次回もお楽しみください。

水門 清哉 拝。


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